最近、ドクターから「ちょっと高血圧気味なので毎日30分歩くこと」と言われ、さっそくランチタイムに職場の周辺を歩くことにした。
そこで、目の前に広がっていたのが、写真の光景。絵画館前のいちょう並木だ。そこは、平日の昼だというのに、まるでお祭りの縁日のように紅葉を求めてきた"観光客“で賑わっていた。今の職場にもう10年以上も勤務しているが、歩けばこういう光景に出くわすんだとあらためて実感。
偶然、その並木道で知り合いのクラシック・ピアニストさんに出くわした。
なぜ、僕がそこを散歩してるのかを説明したら、彼女いわく、「音楽の練習はキリがないので、やっぱり時間をきちんと決めて、あとは運動した方がいいですよ」とアドバイスしてくれた。そういえば、海外出張から帰国して以来、ライブなどの準備もあって、自由時間はすべてベースの練習に没頭し、最近、運動をまったくしなくなってしまっていた。これじゃあだめだ。
プロのピアニストから「運動した方がいいですよ」とアドバイスされるのも、不思議なものだが、これはとてもいいアドバイスに違いないと肝に命じ、美しいいちょう並木を後にした。