コージコーナー 旅日記毎日の生活を「旅」にたとえて、旅日記のようなページにしてみたいです。

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SUMMERTIME(サマータイム) 12:14

8月が終わると、夏が終わる。

夏には、いつも何かしらイベントがあったものだ。

海水浴、キャンプ、昆虫採集。
朝のラジオ体操に絵日記・・・。
カキ氷を食べたり、スイカ割りしたり。
セミの鳴き声と蚊取り線香。
あ、花火を忘れちゃいけない。

そんな夏が、もう終わろうとしている。

そういえば、冬にセッションを始めたとき、「夏になったら『サマータイム』を演奏したいな」って思っていた。自分の中でも一二を争うほど大好きな曲だけど、夏以外に演奏したらつまらないと思って、ずっと夏が来るのを楽しみに待っていた。

「♪〜サマータイム。気楽な毎日さ、魚は飛び跳ね、綿は大きく育ってる・・・」。もともとは赤ちゃんを寝かせるための子守唄だったという。

そんなに待ち焦がれていた「サマータイム」だったけど、結局この夏、演奏したのは、先週のピアノトリオの1回だけだった。もっともっと、夏の間にいっぱい演奏したかったな。

また1年おあづけになったけど、来年の夏には、少しうまくなった「サマータイム」が弾けてたらいいな。

(写真は8月上旬にフィジーのナンディにて撮影)
| スタンダードナンバーを題材にしたエッセイ | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
COME RAIN OR COME SHINE(降っても晴れても) 01:29
 今日は午後4時から新百合ヶ丘でコントラバス奏者・増田一郎氏の2時間レッスンを受けてきたあと、新百合ヶ丘⇒代々木上原⇒千駄木というルートで東京を西から東に移動し、午後8時から団子坂スタジオでピアノトリオのセッションがあった。

 増田氏の密度の濃いレッスンに2時間集中したために、そこで全エネルギーを使い果たしてしまったからなのか、かえって本番のセッションでは集中力が継続できなかった。でも、念願の『Waltz For Debby』を演奏でき、わずか数十秒の間だったが、スコット・ラファロになった気分を満喫できたのは、大きな収穫だった。

 エンディングの美しい『POLKA DOTS』を弾き終えた時には、まるで今日という長い一日に幕が降ろされるような充足感があった。

 ただ、ライブの本番では、今日みたいにその場で演奏にアップダウンがあってはならない。それでは、聴きに来てくださるお客様に申し訳ない。メンタルな部分の強化もこれからの自分の課題だ。
| スタンダードナンバーを題材にしたエッセイ | comments(2) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
買うべきか買うべきでないか・・・ウッドベースのこと 23:21
 初ライブが9月30日と迫ってきたが、この機会に思い切ってウッドベースを買うべきかどうか迷いに迷っている。

 自宅にあるのはヤマハのサイレントベース。持ち運びに便利、夜でも練習できるということで、あまり深く考えずに銀座の山野楽器で購入したが、最近、ウッドベースとの違いがだんだんはっきりしてきた。

 バンドのメンバーからも、「買っちゃえば?」とお気楽なアドバイスをもらっている。

 さて買うとしたら、いくらぐらいするものなのだろう? つい最近、新大久保から渋谷に移転したばかりの「国内最大級の」売り場面積を持つコントラバス専門店、クロサワ楽器に足を運んでみた。
 「ええ、やっぱり最低でも30万円は出さないと、ちょっと苦しいでしょうね」というのがお店からのアドバイス。

 そこで、最近ライブで感銘を受けたベーシスト、上村信氏のアドバイスを受けることにした。ご自身のホームページで、アマチュアベーシストのためにQ&Aコーナーを設けてくれている。大変、ありがたい企画だ。

 以下は、上村氏からの回答だ。(この回答は上村氏のホームページでも公開されているので、転載させていただきます)。

 「 僕も学生の時最初に買った楽器は25万くらいのものでした。しかしながら、今にして思えば、もっと良いものを買っていたら良かったかな、とも思います。もちろん当時はそんな余裕も無かったかもしれませんが。はっきり言って、良い楽器を持つに越したことはありません。特に長い目で見れば、なおさらです。

思い切って80万前後のものを買うのがいいんじゃないかな、と思います。この頃は80万くらいで、結構良い楽器があるみたいです。

例えば、車を100万で買うと思えば、同じ値段で楽器を買った方がはるかに良いでしょう。車なんて所詮消耗品で、10年も経ったらガラクタ同然ですからね。楽器なら10年経ったらさらに良くなるし、得ることも多いでしょう。自分の予算の許す限りで、一番良いものを買うべきだと思います。もちろん、ある程度でも気に入った楽器を買うべきなのは言うまでもありません」

やっぱりプロは説得力ありますね。

実は子供達の教育費を捻出するために、数年前に車を手放したばかりだが、もしかしたら、この決定は自分のこれからの「人生の質」(クオリティー・オブ・ライフ)と関係があるのかもしれない。

う〜ん、80万円か。最近まで30万円のラインで迷ってたくらいだからな。どうせローンになるんだから、あとは、勢いだけだ。
| ジャズ・ノート | comments(3) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
『ワインパーティーをしよう』 21:46
こんなタイトルの本を渋谷のブックファーストで買った。(行正り香著・講談社)

5月下旬に、我が家でもセッションメンバーを招いてちょっとしたワインパーティーを開催したが、この本はユニークな内容で、つい手に取ってしまった。

11種類のワイン(それも1500円前後で買えるリーズナブルなワイン)を紹介しつつ、そのワインにあった料理のレシピが書かれてある。そこまでなら、よくある話だが、さらにそれぞれにワインにふさわしいジャズのCDまで紹介されている。

たとえば、イタリアワイン「グラン・サッソ」には、「切り身魚とえびの香草焼き」がおススメ。そして、それにぴったりのCDは?

アート・ペッパーの『モダンアート』だった。

著者は言う・・・「アート・ペッパーの母親はイタリア系。そのせいか、彼の自由奔放なところが魅力的です。2曲目の『魅せられて』を聴きながら、イタリアワインはいかがでしょうか」。

それ以外に紹介されているジャズCDは、ビル・エバンス、オスカー・ピーターソン、スタン・ゲッツ、チェット・ベイカー、マイルス・デイビス、キャノンボール・アダレイ、キース・ジャレット、ジョン・コルトレーン、ソニー・ロリンズらと続く。

ご丁寧に、それぞれれのCDの中でも、そのワインにぴったりのおススメの1曲まで指定してある。

まあ押しつけにならない程度に、遊び感覚で読めばとっても楽しい本だ。

今日は、この本を買ったら、なんだか急にワインが飲みたくなってしまったので、ここまで。
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ピアノとのデュオ練習&ピアノトリオ 23:04
きょうは、3時間半連続という長時間の練習セッションをやった。

前半は、すぷりんぐさんとのピアノデュオ練習。これまで、やりたくてもなかなかやれなかったビル・エバンスの「Waltz for Debbie」や「My Foolish Heart」に取り組めて、とても楽しかった。バッハの「シチリアーノ」も少し試みてみた。グランドピアノだったので、音の響きがが気持ちいい。ビル・エバンスは、やっぱりグランドピアノじゃないとね。

後半は、久しぶりにドラマーのコジローを迎えてのピアノトリオ。3人で音を探りながらのマラソンセッションだったが、それぞれ個人練習の収穫をかなり出すことができたんじゃないかな。

3時間半のノンストップのセッションも、まだまだ演奏し足らないという感じであっという間に時間がすぎていった。みなさん、お相手ありがとう。
| セッション日記 | comments(1) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
YESTERDAY ONCE MORE 〜音楽との出会い(2) 22:57
フィジーからの帰国便以来、すっかり「語り」のモードに入ってしまった。

1973年にリリースされたカーペンターズの「Yesterday Once More」。この曲には二つの思い出がある。ひとつは新聞記者時代に、カーペンターズの福岡公演を取材したことと、もうひとつは英語教師時代に盛んにこの曲を教材として使ったことだ。今日は、教師時代のことに触れよう。

この歌の歌詞は、ほとんど中学生レベルの英語で理解できる。

When I was young, I’d listen to the radio(僕がまだ若かった頃、よくラジオを聴いたものだ)
waiting for my favorite songs (自分の好きな曲がかかるのを待って)

When they played, I’d sing along (好きな曲がかかったら一緒に歌ったものだ)
it made me smile (そのことが、僕をほほえませた)

つまり、ひとつにつなぎ合わせると、「若い頃、好きな曲がかかるのを待ってラジオをよく聴いたものだ。そして、好きな曲がかかると一緒になって歌って、楽しくて、思わずほほえんでしまった」。

実に文法的に利用価値の高い歌詞だ。Whenで始まる副詞句、過去の習慣を表すwould、継続した状態を表す現在分詞としての waiting for、そして使役動詞として使われるmake・・・僕は中学の教室に、毎日ギターを持ち込んで、英語の授業でこういう英語の歌を使っていた。

ただ、今日あえてこの曲を持ち出したのにもわけがある。1973年当時、昔を懐かしんで、「あの頃はラジオで好きな曲がかかるのを待っていた」という記述。そう、そういう時代だったんだ。今のようにMDもMP3もハードディスクもない。僕たちはただただ、「自分の好きな曲」がラジオでかかるのをずっと待っていた。

ただ、その当時、どんな曲を待っていたかによって、その人のその後の音楽人生が変わった。村上春樹が、神戸の海辺の町で、ビーチボーイズを聞いていたときに、僕は(よりによって)世田谷で和製ポップスを聞いていた。

どうも中学時代に、いわゆる「洋楽」を聞いた記憶がまったくない。そして、このことは、ジャズ経験を含め、その後の自分の音楽生活にも影響を残すことになる。
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ベース練習を再開! 23:59
きのうは、フィジーから戻る機内の中で、長々と「音楽との出会い」なる回想文を書いて、自分の中学時代の音楽環境があまりにも“非ジャズ的”であったことを改めて思い知らされて、すっかりイヤになってしまった。あのときにジャズにさえ出会っていれば今頃は・・・。

さて、すっかりブランクが空いてしまったが、さっそくベース練習の再開だ。どうやら今度のライブでは、森の中のログハウスという特殊な音響装置を考慮して、ドラムレスにしたほうがいいのでは、という意見がメンバーの主流を占めているようだ。僕はこの事実を知った時、ベッドに入った後も気が高ぶってしばらく寝付けなかった。

本来、ドラムとベースが一緒になってグルーブ感を出すはずなのに、ベースだけでそれを試みるとは・・・それは、もしかしたらナポリの街で美味しいナポリタンに出くわすことより難しいかもしれない。(コジロー、2回目のライブではドラムで戻ってきてくれよ!)

しかしいつまでも悩んでいてもしょうがない。あとは練習あるのみだ。ここは最年長メンバーとして、バンドリーダーとして、あるいはベーシストとしての腕の見せ所なんだろう。中学時代の“非ジャズ体験”を乗り越えて、いま奇跡的なライブの姿が遠くにかすかに見えてきた。

| ROAD TO LIVE | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
音楽との出会い 21:25
誰しも人生の中で「音楽との出会い」と呼べる時期があるだろう。僕は中学2年生のとき、それまでに貯めたお年玉で、お茶の水の楽器店でクラシックギターを買った。当時6000円だったという記憶がある。なんとなく楽器をやりたかったが、ギターならできそうな気がした。

それ以前に関心を持った楽器は、トロンボーンだった。トロンボーンの渋く深みのある音が大好きだったし、演奏するときにスライドさせるあの独特のスタイルがカッコよかった。小学生の頃は、『旧友』という行進曲の中でトロンボーンが演奏するパートが大好きだった。しかし、トロンボーンはちょっと買えなかったし、中学生の頃はむしろ運動部で汗を流すことが中心の生活だった。

僕は世田谷区立烏山中学で軟式テニス部に属していた。中学1年の時に東京オリンピックがあり、10月10日の開会式の日に青空の向こうにジェット機が五輪のマークを描き出しているのが自宅から見えた。「体育の日」が生まれた、その日である。

ラジオからは、いわゆる和製フォークソングが流れ始めていた。マイク真木の『バラが咲いた』のような歌いやすい曲が人気があった。

中学の林間学校に行くと、キャンプファイヤーの出し物で、加山雄三の『君といつまでも』みたいな曲がよく歌われたりした。歌謡曲が少しずつ和製ポップス(J-POPの前段階)という形に変わりつつある頃だ。やがて、グループサウンズの大群が押し寄せてくる。「ブルーコメッツ」「ワイルドワンズ」「タイガース」「スパイダース」・・・。街を歩くと、エレキギターのテケテケテケテケがラジオから聞こえてきた。

もちろんカラオケやCDなどない時代だ。カセットテープの前のオープンリールのテープレコーダーさえ、自分達の生活空間にはなかった。(テープレコーダーは存在したが、一般家庭では高くて買えなかった)。録音もできなければ、BGMもない。そうなるとギターは威力を発揮する楽器になる。どこにでも持ち運びできて、みんなで歌える。いわゆる「歌伴」専用楽器だ。

そして、「ビートルズ」がやってきて、今までとはまったく違うサウンドが日本の若者達を覆い尽くすことになる。

ただ、僕自身はビートルズの影響を受けるのは高校生になってからで、中学時代は、見よう見まねで、クラシックのソロ曲をギターで弾こうとしていた。タルレガ、ソロ、ジュリアーニ・・・こういう名前を出してもわかっていただけるだろうか。『アルハンブラの想い出』をトレモロで弾いたり、『アランフェス協奏曲』の輸入楽譜を、池袋の楽譜店でやっとのことで見つけ、迷いに迷ったあげく、何ヶ月分かの小遣いをはたいて手に入れた日の感激を覚えている。

考えてみれば都会に住んでいたわりには(といっても当時の世田谷は畑ばかりで都会とは呼べなかったが)、自分の音楽環境はずいぶん偏っていたのかもしれない。僕より数年しか年の違わない村上春樹は、東京オリンピックの前年の1963年、14歳のときにラジオで、「ビーチボーイズ」の『サーフィンUSA』と出会ったというのだから。

和歌山で生まれ、松山、大阪、神戸、大分と各地を転々と生活してきた僕は、東京の中学生になる前に5回もの引越しを繰り返し、6ヶ所を渡り歩き、心の底で何かが不安だったのかもしれない。いつも部活が終わった後、目の前に畑の広がる烏山の2階建ての安アパートのベランダで、ひとりでバッハのプレリュードを弾いていた。そして、いまこれを書いていて急に思い出したのだが、当時僕は、将来ギタリストになりたいと本気で思っていたのだ。

自分と音楽との出会いを書こうとして、今日はつい長々と語ってしまった。こんなわけだから、ジャズと出会うまでには、このあとも相当長い時間を要することになる。
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全国ジャムセッション巡り(6)フィジー編・・・のはずが 12:52
フィジー、少なくともナンディの街には、ジャズは流れていなかった。
いろいろ調べたが、ライブハウスはもちろん、日本のようなレンタルスタジオみたいなのも、結局は見つからなかった。したがって、本当は「幻のフィジー編」とすべきかもしれない。

会議は昨日で終わったが、フィジーから成田へは週に2便しかないため、あすの帰国便までに一日オフの日ができた。
せっかくだから、クルーズ船にでも乗って離島にでも行こうとしたが、今日はあいにく早朝から大雨。スコールのようにどんどん降り注いでいる。

まあこんなこともあるさ、と思ってクルーズはあきらめて、街に出ることにした。

ワイヤレスランの使えるカフェをやっと見つけて、とりあえずはブログを更新。きのうの日記を掲載しておこう。

8月8日(火)

今日は、フィジーでの会議の合間に、ずっと先日のリハーサルセッションのMDを聴いていた。成田から8時間半、南太平洋のまぶしい陽光の中で聴く東京の音。

7月中旬、自分の音に失望して、しばらく演奏する気分になれない日が続いた。
その後、9月の初ライブを決意して、もう一度ゼロからスタートするつもりで、頭を空っぽにして、「自分を捨てて、音に入る」演奏を心がてみた。

結論から言うと、僕は自分のバンドの音がだんだん好きになってきた。

「自分の音」ではなく、「自分たちの先にある音」が。完成したCDやライブの音ではなくて、いまは未完成な音。でもその不揃いな音が、少しずつある方向に向かって動き始めている。演奏者ひとりひとりが互いの音の動きを確かめながら、ひとつの到達点に向かおうとするエネルギーが、そこにはある。

そのエネルギーは、南太平洋のまぶしい太陽に負けてないなと思った。

人に聴いてもらうんだから、まずは演奏者たちが「自分たちの音が好き」なるのが一番。でも、今よりもっともっと好きになりたいなと思った。
| 全国ライブハウス巡り | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
ちょっとベースはお休み 18:21
また突然の海外出張となってしまった。今度はフィジーでの国際会議だ。

成田行きのリムジンバスの中で、先日のセッション練習のMDを聞いていた。

「枯葉」は、これまで自分が演奏にかかわった中では、一番よかった。アルトサックスとギターのインタープレイが伸び伸びとしてていい。どうやらウチのバンドの特長は、フロントふたりの音色の良さかもしれない。伸びやかで、純粋。やはり、ライブをやると意識すると、演奏内容がこうも変わってくるものか。

こちらも、負けじとよほどサイレントベースを出張先に持って行こうとしたが、大きさが規格外でエキストラチャージを取られると聞いてあきらめた。とりあえず、この5日間は、イメージトレーニングにとどめておこう。
| ROAD TO LIVE | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
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