「ジャムセッションはニガテだ・・・」という声をたまに聞きます。そこで、今年の1月からの自分のつたないジャムセッション歴を元に、「どうやったら楽しめるか」をまとめてみました。題して、『KOJI式ジャムセッション・エンジョイ法』なり。
1 オーナーと仲良くなること
これは基本です。ジャムセッションを運営するということは、オーナーにとっては大変な勇断なんですよ。ジャズに対する熱く深き愛情なしには、とてもできないこと。だから、参加者として、まずオーナーに感謝の気持ちを持ちましょう。そして、できれば、自分がどんな人なのか知ってもらえるよう、こちらからも積極的に話をすることは大切ですね。
2 ホストバンドと友達になること
これも大切。ホストの誰かと仲良くなれると「お、また来たね!」と話も弾む。僕の場合には、目黒ジャムハウスのベース柳原さんや、渋谷KOKOのピアノの山岸さんやベース渋谷さんには、いろいろ教えてもらったりと、大変お世話になってます。あ、それからホストではないですけど、六本木First Stageのオーナー本多さんにも、演奏のあと教えていただいたりしてます。(本多さん、最近行ってなくてすみません・・・)
3 とにかく楽しんでしまうこと
ドアを開けた瞬間から「ああ、今日はなんて楽しいんだろう!」という顔をしちゃいましょう!そういう”楽しいオーラ”を自分の周囲2メートルぐらいに振りまくと、周りの人もだんだんハッピーになって、ジャム全体が楽しくなってくるから不思議。なかには、しかめっ面して座っている人がいるけど、ほら、そういう人には話しにくいでしょ。スマイル&スマイル・・・笑う門には福来る!
4 他の人の演奏にノろう
これも大原則。「ああ、今日は自分の出番少ないな・・・」とか思い始めると、たちまちネガティブな気持ちが蔓延してしまいます。そこで、他の人の演奏にも気持ち的にハイりましょう。とにかく、「今日はジャズを楽しみに来たんだ。でも自分も演奏できればラッキー」ぐらいの『ダメモト』精神が、あなたの夕べをさらに充実感あるものにしてくれるでしょう。
5 自分は“うまい”と思い込もう
もしかしたらこれが一番大切かな。人前に出てまで、ソワソワ、ドキドキは禁物。自分の番が回ってきたら、たとえ本当はどんなに下手でも、「さあ、きょうはやったるで〜!」みたいにガンガン行きましょう。キレちゃいましょう。その方が、まわりも楽しいもんです。そう、ジャズは「何を演奏するか」より、「どう演奏するか」らしいですよ。
(一部訂正) そういえばいつか、キレたドラマーの大音量に閉口したことがありました。みなさま、キレすぎには気をつけましょう。