コージコーナー 旅日記毎日の生活を「旅」にたとえて、旅日記のようなページにしてみたいです。

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ジャズ語録(9)山下弘治(ベーシスト) 12:48
 去年の秋、阿佐ヶ谷マンハッタンに個人レッスンを受けに行ったときのこと。

 階段の下から、ベーシスト山下さんがすごい勢いで練習をやっているのが聞こえたので、「やっぱり山下さんみたいに毎日のようにライブやってても、そんなに練習するものなんですか?」と聞いたら、

 「演奏なんて一瞬のうちに終わってしまいますから、練習することが僕の仕事なんですよ。仕事って、最低限のことやって給料もらう人もいるし、それ以上のことをやらないと満足できない人もいるでしょうけど、どっちを取るかはその人の生き方みたいなものですね」。

 そのあと、いろんな話をしてたら、「演奏には人間的な成熟が反映するといいますから、僕は50代、60代になった頃に、自分がどんな音を出しているのかが、今から楽しみなんです」。

<一言コメント>
 山下さんにはこれまで3回ほど個人レッスンを受けました。お互いのスケジュールで決めてるので、最近はご無沙汰していますが、技術的なことばかりでなく、ベーシストとしての心構えを教えてくれます。

 それにしても、僕の場合には、人間的な成熟が「音」に反映するのは何年後のことになるやら(>_<)。その前に、まず、もっと人間的に成熟しないと・・・。
| ジャズ語録 | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
もっと体を鍛えよう! 19:34
 ジャズ生活を始めて起きた大きな生活の変化のひとつに、運動不足がある。

 僕はどちらかというと、元々ミュージシャンというよりスポーツマンだった。常に運動をしてきたし、朝の通勤時など、まるでラグビー選手がディフェンダーをかわして、ゴールラインに向かっていくように、プラットフォームに向かう群集の中をステップで走りぬけることに爽快感すら味わっていたものだ。

 それが、ジャズを始めてからというもの、パタリと運動をしなくなってしまった。今のところ、何とか体型を保ってはいるが、これもそろそろ時間の問題だ。

 仕事後のセッションや練習が一番大きな理由。セッションをした後、ビールを飲まないなどということは、世田谷区でおいしいたこ焼き屋を見つけることより難しいだろう。ジャズ演奏で得た興奮をビールで飲み干さないことには、気持ちがおさまらない。

 いったん飲んだら、もう運動は無理だ。このブログを始めた頃、プロフィールの欄には、「趣味はスカッシュや水泳」などと書いていたものだが、それもとっくの昔に削除してしまった。

 個人練習しかり。およそジャズ練習には「おわり」というものがない。やってもやっても、終わらない。有料スタジオなら、制限時間で終わりだが、自宅では、気がついたらジムの閉館時間になっている。

 そこで、今年は、運動をまた始めることにした。・・・とブログに書くと少しは始めるかなというかすかな期待をこめて。
| TOPICS | comments(0) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
Invitation(お誘い) 18:30
 新春早々、茨城県のつくばからうれしいインビテーションが届いた。電話の声の主はMASA。あの神谷森ログハウスのオーナーMASAさんだ。「今年もライブ待ってるよ。4月か5月頃はどう?」。

 春のログハウス。新緑に恵まれた香りが早くも体を駆け抜けていくみたい・・・。思わず飛び上がりそうになった。ありがたいお誘いだ。
 
 そんなわけで、今年は春(4月末か5月頃)に『神谷森ログハウス・ジャズの夕べ』を開催することにしました。

 出演者は・・・?実は、ひとり決まってるんですよ。水戸のヴォーカリストRyongさんから、「今度ログハウスでライブやる時には、ぜひ声かけてくださいね」と言われていました。だから、うまくいけば、"Koji Meets Ryong & Masa"が実現するかもしれません。前回は、Masaのベサメムーチョが大ウケでしたから、Ryongさんとのデュオが実現したら楽しいですね。

 最近、偶然わかったんですが、Ryongさんのおかかえベーシスト長谷川君は、実は、英語を教えているMasa先生のかつての教え子(中高時代)だったんです。
 
 つまり、話をまとめると、以下のとおり。
 ブログを始めた⇒Ryongさんがコメントをくれた⇒僕とMasaはもともと学生時代からの友人だった⇒RyongさんのベーシストがMasaの教え子だったことが判明!・・・いやあ、It's a small worldですね。

 てなわけで、今年は、去年よりパワーアップのログハウスライブになりそうです。都内からも、ぜひみんなで行きたいですね!


 
| スタンダードナンバーを題材にしたエッセイ | comments(4) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
2006年1月25日 13:04
 あれから1年・・・去年の今日1月25日を思い出した。

 関東地方には3日前に大雪が降り、僕は積もった雪で、滑って転倒。強く右手首を打って、右手首に湿布を巻いていた。高鳴る胸をおさえて仕事後に向かった行き先は、渋谷の宮益坂にあるサイトウミュージックスタジオ。午後8時から始まる渋谷ジャズ同好会の練習会だった。自分がベースを始めてから、初めて参加する練習会だった。

 インターネットのメンバー募集サイトで、ベーシストを探していたので、思い切って応募。書類審査をパスするために、ついつい「ベースを始めて1年くらい」と言ってしまったような気がする。

 『ジャズ日誌』によると、その時に演奏した曲は、次のとおり。

 枯葉、酒バラ、Softly, Stella, A Train, You’d Be So Nice, Bag’s Groove, Groovin’ High

 「酒バラ」という曲や呼び方も、この時にはじめて知った。「“さけばら”やろう!」と言ったのを聞いても、何のことかわからず、しばらくは「酒とバラのバラード」という曲なのかと思ったりしていた。

 Groovin’ Highは、リーダーOさんからメールで「課題曲です」と連絡を受けていたが、聞いたことがなかった曲。でも最後まで音源を聞く時間がなく、ひたすらルート音を弾きながら、「とんでもなく速い曲だな」と思っていたことが記憶にある。

 その時の録音MDがあるが、いま聴くと苦笑する。いったん4ビートに変わったら最後、テーマに戻ってもずっと4ビートのままになっていたり・・・。

 当時、一緒に演奏してくれた皆様、あの当時は、大変大変ご迷惑をおかけしました。あれから1年、私もほんの少しは、ましなべーシストになりました。
| セッション日記 | comments(2) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
ライブパーティーが貸切りライブになりました! 01:12
 用賀『キンのツボ』で2月6日(火)に行われるライブパーティーが、貸し切りライブになりました。

 当初は、一般のお客様もいる中で、3回のステージに渡ってライブをする予定でしたが、十分な演奏時間枠を確保するために、思い切って貸し切りにさせていただきました。もちろん、どなたでもご来場いただけます。(カンセーさん、今回はお席お取りしておきますよ!)

 そこで、全体をひとつのパーティーと考え、その中に「ライブタイム」と「セッションタイム」を設けます。演奏希望者で「この曲をやりたい!」という方は、ぜひお申し出ください。

 とりあえずのタイムスケジュールですが、今後十分変わりうるので、また直前にアップします。

午後7時開場〜 お話&ドリンクタイム

午後7時30分〜 サックスカルテット
        (スタンダードナンバー中心)

午後8時20分〜 ゲスト飛び入り演奏タイム
 (ただいま、ギター、ヴォーカルなどの演奏予定が入っています)

午後9時10分〜 サックス2管クインテット

 (これにて、いったんライブ演奏終了)
 
 午後10時過ぎ〜 その後、演奏したい人たちでセッションタイム

 こんな予定を考えいますが、あとは当日の様子で臨機応変にいきます。
| ROAD TO LIVE | comments(5) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
ある時期が終わって 00:02
 ジャズベース、いやジャズそのものを始めて2年目に入り、最近つと思うことは、「ある時期」が明らかに終わったんだなということ。

 「ある時期」とは、もちろん1年目の自分。あの頃の自分は、ただただ、みんなと音を出すこと、それ自体が楽しかった。「あ〜、みんなとジャズやってるんだ〜。自分にもジャズできるんだ〜すごいな〜うれしいな〜」みたいな感じ。でも、人間というのは、ある経験を経て振り返ってみて、初めてわかることがある。

 あの頃の自分はジャズをやってたんじゃなくて、ジャズをしてたのは、フロントのサックスやギターやピアノさんたちで、自分はその中に混じって、なんとなく”ジャズっぽい雰囲気“を味わってただけなんだなということが。

 ベーシスト・モリさんの、ジャズメン20年説からすると、3歳でやっとカタコトのコミュニケーションが取れるそうだが、幼児教育の専門家に言わせると、2歳児というのは一番やっかいだそうだ。まだ自分の言葉も十分話せないし、大人がしゃべってることもよく理解できない。

 ところが、3年目(3歳児)になると、急にコミュニケーション能力がしっかりして、普通の話ができるようになるらしい。

 この説明は、なんとなく理解できる。最近の自分は、少し周囲がわかるようになったけど、逆に頭の中はパニック、かといってスキルは頭に追いつかない。言いたいけど、言いたいことがうまく言えない。もしかしたら、2年目は、意外にも”ジャズ受難の年“なのかもしれない。
| ジャズ・ノート | comments(8) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
Just Friends(ただの友達) 13:29
 「・・・愛は終わった。これからの僕たちは、ただの友達(just friends)なんだ」。ちょっと哀愁を帯びたメロディーで知られる『ジャスト・フレンズ』というスタンダードナンバー。

 きのうは、偶然にもこの曲を1日に2回、しかも違ったキーで演奏するというユニークな経験をした。

 まずはお昼すぎに、用賀キンのツボで行われたライブリハ。この時は、カナダ人のピアニスト、アイザックが参加していたので、「REAL BOOK」にあるGで演奏した。

 次は、夕方から、都内のライブハウスで行われたあるグループの内輪ジャムセッションでの演奏。(ベーシストが急に来れなくなったのでぜひ、とお誘いを受けたのでノコノコ行ってしまいました)。そこでのキーは、日本の「スタンダードブック」にあるF。

 ニューヨークで演奏活動をしていたアルトサックス奏者の佐藤恭子さんによると「海外ではこの曲はGでやることが多いですね」という。ここでも国際基準と日本基準の若干の違いがあっておもしろい。

 ところで、なぜ、ライブリハで『ジャスト・フレンズ』をやってみたかというと、2月6日のライブパーティーで、23歳の新進ギタリストTAKAらが飛び入り演奏してくれることになり、これはその演奏曲のひとつ。突然キーが違うと困るので、確認に演奏してみました。(TAKA君、したがって、2月6日はGでお願いしますよ〜♪)。他にもボーカルその他の飛び入り希望が少しずつ入ってます。

 それにしても、一日にライブリハとジャムセッションのダブルヘッダーはちょっと重荷でした。この欲張りな性格を少し改めないと・・・とちょっと反省。
| スタンダードナンバーを題材にしたエッセイ | comments(3) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
ハーモニック・マイナー・パーフェクト5thビロウ・スケール 23:27
 舌を噛みそうな名前のスケールに、若干のぼせながら、湯船を出た。

 「ジャズ理論を勉強しなけりゃ」と決意したはいいが、普通の生活ではなかなかその時間もない。そこで、唯一、ジャズ理論書を読む時間が作れるのが入浴中である。

 いったん湯船につかり、風呂の蓋を半分までしめて、そこを簡易テーブルにして、タオルにくるんだ理論書を開く。1回の入浴で1テーマが基本だ。一応理解できたら、湯船を出ることにしている。

 で、今日のテーマは、「ハーモニック・マイナー・パーフェクト5thビロウ・スケール」。読んでもなかなかポイントがつかめないので、湯船からも出れない。だんだん汗が吹き出て、サウナにいるような気分になる。とうとうがまんできずに、頭をフラフラさせて、お湯から飛び出た。

 楽しい音楽のお勉強が、まるで数学の方程式を解くような頭になってしまっている。本来リラックスすべき入浴の時間に、ジャズ理論を勉強すること自体、マッチングがよくないのかもしれない。

 先週の土曜日には、ドラマー・コジローたちと10月以来3か月ぶりに練習セッションをした。みんな本当に確実にうまくなっていた。僕も、3か月ぶりの成長ぶりを示そうと、ちょっと背伸びして、理論書から学んだばかりの「スーパー・ロクリアン・スケール」というのを使ってみんなを驚かせようとしたが・・・。もしかしたら、音程がしっかりしてなくて、スケールにもなってなかったのかもしれない。

 まだまだ頭の中で、活字だけのスケールがカラ回りしているようだ。
| ジャズ・ノート | comments(5) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
普通の生活とジャズ 22:05
 去年の1月にジャズベースを本格的に始めてから、およそ1年がたった。

 1年やってみてわかったことは、「普通の生活」と「ジャズ活動」は、なかなか両立がむつかしいということだ。そういえば、学生時代に、「勉強と部活の両立」ができるかどうかなんて言っていた頃のことをなつかしく思い出す。

 普通の生活とジャズとの両立が難しい理由には、次のようなものがある。

 1 ジャズはむつかしくて、わかりにくい。
 2 ジャズの習得には、想像以上の時間がかかる。
 3 ジャズの演奏(練習)には、巨大なエネルギーがいる。
 4 でも、なぜかやめられない。というかどんどんハマっていく。

 きわめ付きは、4番目の理由だ。もうやめようにもやめられない。チャーリー・パーカーがそうであったように、この音楽には、どこか常習性、ドラッグ性でもあるのだろうか。

 この1年間に得たものも大きいが、失ったものも数ある。そのうちのひとつが、「普通の友人」だ。あえていえば”非ジャズ友人”。前は、よく普通の友達や職場の仲間達と飲みに行ったり、お話ししたものだ。しかし、ジャズを始めてからというもの、飲み代はすべてセッション代に消えてしまい、普通の友達とすごす時間もお金もなくなってしまった。その結果、ひとりふたりと友人が・・・。

 もちろん、その代わりに、おかげさまで「ジャズ友達」はいっぱい増えた。しかし、彼らは果たして、僕が病床に伏したときにもちゃんとお見舞いとかに来てくれるのだろうか・・・時に不安になるときもある。まあいいや、そのときはそのときだ。

 ジャズを始めてから、自分の生活がいかに激変したか、次回はその具体的事例に迫り、「jazzkojiは果たしてこの先どうなるのか」を予測してみたいと思います。このブログを読んでるみなさん!みなさんは大丈夫ですか?
| ジャズ・ノート | comments(6) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
SOMETHING ELSE(何か別なこと) 18:18
 2月6日のライブまで3週間と迫り、きのは、ライブに向けてのリハーサルセッションをやった。

 前回のライブ(昨年秋)では、初ライブということもあり、ほぼ2ヶ月前から毎週1回くらいのペースで念入りにリハを重ねたが、今回は、みんなのスケジュールがなかなか合わず、全員が同時に顔を合わせたのはこれが初めてだった。

 カナダ人のアイザック中心のライブとなるので、リハも日英両語おり混ざるが、これがなかなか一筋縄にはいかない。バラード曲を1曲追加することになって、「じゃあ何にしようか」という話になったので、おなじみのMy One and Only Loveあたりを提案すると、即座に、「それはみんながやっているからおもしろくないよ」となる。

 イントロやエンディングも“よくやるパターン”はすべて排除。「それはみんながやってるからダメ」が合言葉。おかげで、いきなりドラムの上に乗ってベースがテーマを弾いたり、サックスとピアノだけでドラムレス・ベースレスで演奏したりと、毎曲何かしら“しかけ”が違うから大変だ。

 そこで思い出したのが、以前イギリスで生活していたときの体験だ。日本で「個性」というと何か素晴らしい才能のようなものを指すことが多い。しかし、イギリスでは、「個性」イコール「人と違ったこと」、つまり、人と違うことをやることが、その人間のアイデンティティーという考えが明確にあった。

 「他人と同じことやってる奴は個性のないおもしろくない奴」・・・アイザックとのセッションのおかげで、少し忘れかけていた大切なことを思い出した。
| スタンダードナンバーを題材にしたエッセイ | comments(7) | trackbacks(0) | posted by jazzkoji
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