そういえば、最近、(というか今年は)あんまりライブをやっていないなと思う。
忙しさもあるが、最近なぜか心の底から「ライブをやりたい!」という気持ちがわいてこない。
で、自分の内の声に耳を傾けてみると、こんなことがわかった。
1)自分の耳がだんだん肥えてきてしまった。
2)その結果、自分の演奏レベルがまだ納得のいくライブをできる状態ではないことが、わかってきた。
3)ライブに対する「考え方」が、最近少し変ってきた。
まあ、1)と2)は、だんだん高級なワインに進むと後戻りできないのと同じ理由で、自分の音が自分で聞こえてくるようになると、ちょっと苦しくなる。(以前は、ただ無我夢中だった・・・)
で、3)のライブに対する考え方だが、最近こんな風に思っている。
これまで、ライブを計画したはいいが、ライブが近づくに連れて、「ああどうしよう・・・」という焦りを持つことも少なくなかった。時には、ひとつのライブに15曲くらいもエントリーしてしまい、それじゃあ、そうなるのもあたりまえ。自分の身のほど知らずだった。
そこで考えたのが、「ナチュラル・ライブ」という考え。あくまで、無理をしないライブ計画を立てて、自分が演奏できる曲を、無理しない数だけ演奏する。つまりは、余裕を持ったライブを楽しみたいということだ。
ライブである限り、演奏者に余裕がないと、聴いている方はつらい。最近、そういうアマチュアライブを目のあたりにする経験もあり、「ライブには余裕が必要」との結論に。(まあ、本番になると余裕がなくなるのは目に見えてるけど、せめて準備段階では、という思い)
もうひとつライブについて考えてのは、「トータル・サウンド」ということ。そのバンドが最終的にかもし出すサウンドはどんなもので、自分のベースがそのうちのどの部分にどう参加しているかということをしっかり把握する。今までは、「自分のベースプレー」だけでせいいっぱいだった。が、最近は、自分のベースはさておき、バンド全体から出てくる音がすごく気になってきた。だから、当然、誰とバンドを組むかということも、今まで以上に慎重にならざるを得ない。
とまあ、休日の朝に、カフェオレを飲みながら最近の自分の気持ちを綴ってみた。