わけあって、この1週間ばかり一人暮らししている。ふだん、とてもにぎやかな家なので、し〜んとして、気が抜けるほど静かだ。
これまで「ひとりの時間」がなかなか持てなかったので、なかなか貴重な経験でもある。すべての時間が自分の思いのままだ!ただ、あまりにも静かなので、最初の1日、2日はときどき、独り言が出るのには驚いた。
「さあ、コーヒーいれようかな」
「今から新聞取ってこよう」
「よし、もう寝るぞ!」
・・・という感じだ。しかし、だんだん慣れてくると、そのうちに独り言も出なくなってきた。
ところで、ドバイから帰国後、体がすっかりコってしまっている。往復の夜行便+時差ボケ⇒睡眠不足+ベースの演奏、などの複合的要因が重なったようだ。きのうは近くの瀬田温泉に入って、マッサージを受けた。
やはりあの巨大なウッドベースを弾くのはかなり無理な姿勢を要求されるのか、肩・背中・腰のコリはなかなか取れそうで取れない。風呂代やマッサージ代を合わせると、7000円近くもかかってしまった。くれぐれもコストのかかる楽器だ。
さて今日は夕方、都内某所での月イチの内輪ジャムセッションがあるが、ベースがほかにいないそうで、午後5時〜8時半までの3時間半を、ひたすらひとりで弾き続けることになりそう。管のメンバーの多いので、おのずからバップ系のアップテンポの曲が主体となる。さあ、がんばるぞ〜!
ところで、海外出張中に、いろんな方法を使って右手の中指のスナップを鍛えてたら、急にベースの音が大きくなった。これまでオルタネートで演奏すると、人差し指と中指の音量がかなり違ったものだが、これで少しよくなった。スポーツと同じで、「自分の弱い部分を鍛えたら全体のパフォーマンスがアップする」という原理は音楽にも通用するようだ。